子どもに「頑張れ」と言っていませんか?

子どもに、
「頑張りなさい」
「もっと、頑張れ!」
「目標をもて」
「夢をもて」
「もっと、成長しなければいけないよ」
「○○になりなさい」・・・など
なんて、言っていませんか?

もし、あなたが子どもに対して、「頑張りなさい。」と言っていたとしたら、
次の
 ”思い込み” が入っているはずです

頑張ることが “よいこと” だと思っているから、
子どもに、「頑張れ」(それに類する言葉)と言ってしまいます。

でも、頑
張ることが  “よい”  なんて、単なる  “思い込み”  にすぎません。
だから、子どもには、「頑張れ」と言わなくていいんです。
それどころか、頑張れと言うことで、子どもは頑張ることができなくなってしまいます。

頑張ることが  “よいことではない” なんて信じられませんか?

私たちは、子供の頃から
「頑張りなさい」
「頑張って、○○になりなさい」
「頑張って、○○をしなさい」と、言われ育てられました。
そして、人より優れることを求められました。
そして、上下感を持って生きるようになりました。

人間は、誕生した時は、無の状態です。
最初に身近にいる親からの言葉を、そのまま信じてしまいます。

親からは、頑張ったことを褒められ、頑張らなければ褒められません。
学校でも、頑張った子が褒められて、頑張れない子は、褒められません。
頑張ることが良くて、頑張らないことが悪と教えられました。
そのため、無意識レベルにまで頑張ることが、良いことだと思い込んでいます。

「頑張らなければならない」
それは、過去に刷り込まれた単なる既成概念

頑張って、「○○になれ」
それは、頑張って、自分ではないものになれ。
と言われていることになります。
今の自分では駄目だと、言っていることになります。
子どもは、自分は否定されていると受け止めるため、
自分を否定することになり自己肯定感がなくなります。
そして、自信がなくなってしまうので、頑張ることができなくなってしまいます。
自己肯定感がないから、何をして否定的にとらえるため、
苦しみや悩みを抱えることとなります。

子どもの自己肯定感がなくなる

子どもに、頑張れということは、
子ども自身を認めていないことになるので子どもの自信をなくし、
子どもの自己肯定感が育たず、不安を抱えることになります。
ひどい場合には、トラウマになってしまい、心に傷を与えることになります。
そして、自分たちと同じ頑張ることがよいことだと考えることを繋げてしまいます。

頑張ることが良いことだと、無意識に思って、子どもに言っていたことが、
実は、子どもの苦しみや悩みの原因となってしまっています。
パラドックスです。
「頑張らなければならない。」
こんな価値観は、手放して下さい。